土地購入から設計事務所決定までの道のり
こんにちは、MEGUです。
引き渡しまであと1か月とちょっとを迎えましたが、現在住んでいる賃貸マンションの仕事部屋のシーリングライトが切れました。
ただいま、暗闇からこの記事をお届けしています。
今回は、土地を購入してから住宅の建築を依頼する設計事務所を依頼するまでの道のりについて綴っていこうと思います。
「普通」とはちょっと違う、家づくりのスタート
前回の記事でも書いた通り、私たちは家を建てるにあたってまずは不動産屋さんに行き、土地の決定・仮押さえだけしてもらっています。
なぜ最初から工務店やハウスメーカーを決めずに土地だけを探したのかというと、
「夫の知り合いの建築会社に家づくりを依頼しようと考えていたため」です。
当初の予定では、下記のように考えていました。
- 土地の決定・仮押さえ
- 知り合いの建築会社に相談・間取り決定
- 土地・建物まとめて住宅ローン契約
基本的に、まず土地だけを購入してから住宅を購入するとなると、ローンは別々に借りる必要がありました。
しかし、別々に借りるのは結構ややこしい。
なので、良い土地が見つかれば仮で決定しつつ知り合いに間取りプランを決定してもらい、家を建ててもらう、というのがファーストプランでした。
その知り合いの方には土地探し中から声をかけておいていたのですが、
いざ土地を決めたよー!と連絡したところ、色々と予定が合わず……
間取りの作成にもひと月以上かかるかもしれないと言われました(TT)
そりゃそうよね。
そもそも今回の土地を決定するまでには建築条件外しなどの交渉もあり、決してスムーズとは言えませんでした。
土地を仮押さえしてから知り合いに間取りを作成してもらうまで1か月以上待ってもらうのは、
さすがに土地の所有者さんにも、対応してくれた不動産屋さんにも申し訳ないし、
もう知り合いの建築会社は諦めよう、という結果に。
それからすぐに我が家の建築会社選びが始まりました。
1社目の相談先:比較的大きめな地域密着型工務店
予算設定がそれほど高くなかった私たちにとって、準大手~大手ハウスメーカーは最初から選択肢にありませんでした。
なので、まずは自宅近くにある地域密着型の中堅工務店に相談することに。
このあたりではよく見かける住宅を手掛けている工務店なのもあって、信頼度はすでに◎!
家づくりの相談をちゃんとした工務店に相談してみるのは初めてなので、ワクワク半分、ドキドキ半分でした。
不動産屋さんでいただいた土地の資料を持参して打ち合わせ場所に着くと、
ベテランの雰囲気を醸し出した昭和感漂う男性がご丁寧にお出迎えしてくれました。
打ち合わせでは、差し出した資料をもとに、予算のほか、自由設計を希望している旨や求めている住宅のテイストなどをざっくりお話しました。
この時点では特に何も言われていませんでしたが、担当者の表情からして私たちが提示した予算で希望の家が建たないことはなんとなく察しました笑
特にできるかできないかは言われないまま、「どうせなら、オレたちの建てる家、見てみっか?」ということでそのまま営業車でモデルハウスに連れてってくれました。
ただ住宅のテイストがそこまで好みではないうえ、私たちの希望に沿った箇所も1つもなく、正直「なぜ連れて行った?」と思いましたね。
そして帰宅後、やはり私たちの設定する予算では標準外のオプションがほとんど選べないであろうことを告げられます。
うーん。やっぱり「なぜモデルハウスを見る必要があった?」という疑問しか浮かびません。
決して悪い工務店さんではありませんでしたが、私たちには合いませんでした。
悩んでいる暇もないので、ハイ次~!です。
2社目の相談先:Instagramで見つけた設計事務所
1社目に相談した工務店さんは早々にサヨナラし、すぐに2社目選びに取り掛かります。
しかしこのとき、期待度がそこそこ高かった1社目でまったく魅力を感じなかったのもあり、
「地域密着型の工務店だとこういうものなのか」と少しテンションが落ちていました。
血迷ってアイ工務店さんに相談してみようか、と考えていたところ、
夫がInstagramの広告で何やら良さげな設計事務所を発見!
その設計事務所は注文住宅専門で、事務所も私たち好みのテイストでかなりおしゃれ。
公式サイトに掲示されている坪単価も申し分なく、すぐに相談予約を入れました。
そして初回相談当日、対応してくれたのは男性の設計士さんと女性のインテリアコーディネーターさんの2人。
後にこの2人は、私たちの家づくりを最後までサポートしてくれる担当者さんとなります。
1社目の相談先と同様に、仮押さえしてもらっている土地の資料をもって希望を伝えたところ、
「この予算で家を建てられること」を先に伝えてくれました。
また、できることはできるとすぐに伝えてくれるのはもちろん、
できなさそうなことは「できないです」とキッパリ断って終わり、のではなく
「ちょっと分からないですが、できる限りチャレンジしてみましょう」
「それはこういう理由があってできないですが、こういう手段だったら近しいことはできます」
など前向きな返答ばかりをいただきました。
夫もそういった点にとても好印象を抱いたようで、この日は間取りの作成を依頼しつつ帰宅。
帰り道、「もうここで決定やな」と夫婦で話し合っていました。
設計事務所決定からの大急ぎだった間取り決定
間取りの作成依頼から1週間がちょっと過ぎたころ、メールにて設計士さんが作成してくれた間取りが届きました。
開いてビックリ。めっちゃ良い!でも、めっちゃ高い!!嘘みたいに高い!!!笑
当初私たちは1Fに3~4台ほど駐車できるガレージを希望していましたが、そのせいであり得ないくらい予算オーバーしていました。
ここでやっと諦めがつきます。そもそもこの予算でこの希望は無理なんだと。
そうしている間にも、不動産屋さんから
「仮押さえしている土地の購入を早く決めてほしい」という電話がたくさん来ます。
ちなみにすでに決めていた予算で住宅ローンの仮審査を出していたので、本申し込みをするためにも一刻も早く決めなければなりませんでした。笑
でも初回の間取りでは予算的に絶対無理!ということで、
設計事務所さんには
「希望を大幅変更します!1Fガレージ不要!なんとか予算内に抑えてくださいッ!」
と頭を下げて2回目の間取り作成をお願いし、
不動産屋さんには
「スミマセンッ!ほんとスミマセンッ!もうちょっとだけ待ってくださいッ!」
と頭を下げてもう少し待ってもらいました。
2回目の間取り作成を依頼してからまた約1週間……
不動産屋さんから「今月中に決めてもらえなければもうダメよ!」と言われた直後、設計事務所さんから間取りが届きます。
2回目に作成してもらった間取りは予算も含めて非の打ち所がなく、
即座に「これでいきます!」と伝え、不動産屋さんにもすぐ連絡。
こうして、期限内に住宅ローンを借りる準備がしっかり整いました。
とは言え、今思うともう少し窓の位置とかを調整したらよかったなどとプチ後悔はしていますが、
あのときの私たちにそんな時間はなかったので仕方ないですね(TT)
ドキドキの住宅ローン本審査
最高の間取りが届いてから住宅ローンの本審査を通したのは、本当に翌日とかそのレベルで直後だったと思います。
※半年も前のことを思い出しながら書いているがゆえに、記憶の時系列がぐちゃぐちゃ
本審査は仮審査よりも長く、1~2週間くらいはかかるそう。
私たち夫婦はどちらも個人事業主なため、本当に住宅ローン審査が通るのかどうか毎日心配でした。
が、不動産屋さんから割とすんなり本審査通過の連絡が!
すぐに設計事務所さんにも連絡してそちらでも本契約を交わし、やっと家づくりの土台が整いました!
ちなみに土地購入と設計事務所さんとの契約の段階である程度の現金は必要でした。
「初期費用なしでマイホーム購入!」は本当限られたごく一部のケースのみなんだな~と思いました。
家づくりスタートまでの過程で学んだ教訓
土地を探しに不動産屋さんへ、土地に合った良い家を建ててくれるために設計事務所さんへ、とそれぞれ別の窓口で進めた私たちが今思うのは、
「最初から“家を建ててくれる会社”に相談して土地の選定と家づくりをまとめて相談すればよかった」ということです。
いずれにしろ「誰かに土地を取られないように早く決めなければ」と焦る可能性はあったでしょうが、双方への連絡と打ち合わせはかなり大変でした(主に夫が)。笑
ただ助かったのが、不動産屋さんと設計事務所さんのほうで連携をとってくれていた点です。
住宅ローンは不動産屋さんのほうで通したのですが、審査の申込にあたって必要な情報や書類等は基本的に設計事務所さんが不動産屋さんのほうへ直接渡してくれていました。
もちろん、私たちのほうでも用意すべき書類はたくさんありましたが、この両社間での連携と共有があったからこそまだ楽に進められたと思っています。
また、今回購入した土地はもともと建築条件がついていましたが、不動産屋さんの交渉のおかげで外すこともできました。
最初から設計事務所さんで「この土地が良い」と言っても、建築条件が付いているから厳しいと言われていたと思います。
私たちのケースでは結局、土地は不動産屋さんで決めて、建物は設計事務所さんで決める(大急ぎで)という方法が最善策だった、と思いたいですね。
おしまい。